チュートリアル: マウスホイールの動きを設定

aeroTAP (エアロタップ) で、マウスホイールの操作を実現するには、仮想ボタンを使うことができます。

目的に応じて、以下の方法が考えられます。
補足: 仮想ボタンの設定についての詳細は、[HybridGesture.ini の設置] 、仮想スクロールバーについての詳細は、[Scrollgesture.ini の設置] を参照してください。

マウスホイールで画面をスクロールしたい

ブラウザやAcrobat Readerの場合
外部設定 ini ファイルを定義することなく画面のスクロールが可能です。[設定画面]>[機能設定]タブ内の[仮想スクロールバーを有効にする]を選択してください。
この場合、仮想スクロールバーは、画面両端の領域でのみ有効になります。
補足: この設定では、実際にはマウスホイールではなく、キーボードの、上矢印キー、下矢印キーの動きを実行しています。

その他のアプリケーションの場合
ScrollGesture.ini で設定することができます。例えば、Google Chromeの場合下記のように設定します。
例: ScrollGesture.ini
[Chrome.exe]

(40,0) (280,0)
132,133(100)

これにより、Google Chromeが実行中、画面の左右両端で仮想カーソルが停止すると、仮想スクロールボタンが現れ、マウスホイールを使った、スクロールが実行されます。

アプリケーション名を任意の名前に置き換えて、同じ設定を他のアプリケーションに適用することができます。



マウスホイールでズームイン/アウトしたい

例えば、ブラウザー版の Google Earth でズームイン/アウトを手のひらで行うには、下記のようにScrollGesture.ini を設定します。
また、同時に HybridGesture.ini にも仮想ボタンを設定することで、微調整用の仮想ボタンを左右に同時に表示することができます。
ScrollGesture.ini
[Chrome.exe:Google Earth]
104,105(100)

HybridGesture.ini
[Chrome.exe:Google Earth]
0,134,135,0
これにより、ズームイン、ズームアウトに関して、2種類の仮想ボタンで操作できるようになります。上下の仮想スクロールバーで、大きく移動し、左右の仮想ボタンでズーム微調整することになります。



重要: MOUSE.iniと他の仮想ボタンと併用する場合には、有効範囲を指定して、他の仮想ボタンと重ならないようにしてください。仮想カーソルが停止して、仮想ボタンを表示する際、同じ領域で仮想マウスが設定されている場合は、仮想マウスが優先されるため、仮想ボタンは利用できません。

ヒント:  aeroTAP を起動させたまま、ini ファイルを編集した場合、Ctrl+Shift+C ボタンで、設定画面を表示し、[OK]ボタンでaeroTAP を開始することで、すべての ini ファイルが再読み込みされ、変更を反映することができます。